嵐山嵯峨野にあるたまごやのプリンは特別濃厚卵を使用した卵専門店ならではのこだわりのカスタード味

嵐山嵯峨野エリアは自然が豊かでのどかな光景が広がっています。散策路沿いには有名な寺社仏閣もたくさんあり、京都観光の人気エリアのひとつです。その嵯峨野の散策路沿いにこだわり卵専門店『京都嵯峨たまごや』があります。お店は通常は夕方までの営業ですが、嵐山一帯がライトアップされるイベント『嵐山花灯路』の期間中は夕方からの営業となっています。

卵専門店ですが、たまごかけご飯や赤にぬき（ゆで卵）、そしてプリンも販売されています。こちらのお店で販売されている卵は契約養鶏場の特別な卵で、臭みが抑えられ、黄身の濃さや弾力が特徴です。その卵を使用したプリンを注文することに・・・。

お店は屋外にベンチがいくつも置かれ、寒さ対策のためストーブも設置されています。嵐山花灯路の期間中とあってお店には絶えず人の出入りがありました。プリンだけではなく、夕食も兼ねてたまごかけご飯と赤にぬき、そして甘酒も合わせて注文しました。

たまごがけごはんの上に乗った卵の黄身の濃さは想像以上で驚きです。弾力があるので黄身だけお箸でつまんで持ち上げることもできました。また、赤にぬきは黄身に甘みがあり、うまみもあるので塩をつけなくても食べられるほどでした。京都や大阪ではゆで卵のことを、にぬき（煮抜き）と呼ぶことがあります。甘酒も生姜が効いて体がポカポカと温まりました。

プリンの名前はお店の名前そのままに『たまごやのぷりん』です。小さな瓶に入ったプリンで、外側から見てもプリンの色が濃いので濃厚な卵を使用していることが分かります。原材料もとてもシンプルに作られたプリンです。

プリンはまるでカスタードクリームのようでした。濃いのに口当たりはなめらかで、特濃卵を使用しているのにもかかわらず後味はさっぱり！瓶の底のほろ苦いカラメルソースとの相性も抜群です。プリン好きの人のみならず、卵が好きな人にもぴったりなスイーツに仕上がっています。

お腹もいっぱいになり、甘酒とお店のストーブで体が温まったところで嵐山花灯路を楽しむことに。たまごやのある嵯峨野から竹林や渡月橋のある嵐山方面に向かって歩いていきました。行灯の灯る散策路は何とも言えない大人のムードが漂います。

竹林の道まで来ると人の波は最高潮でしたが、ライトアップされ、昼間に見る竹林とはまるで違う、幻想的でどこか神秘的な感じのする竹林にすっかり魅了されてしまいました。寒さもしばし吹き飛んだような気がしました。

さらに歩き、青紫色にライトアップされた山々を背景に暗闇に浮かび上がるように照らし出される渡月橋まで来ました。美しく輝くような渡月橋はずっと眺めていても飽きることがなく、時の経過も忘れて見入ってしまいました・・・。

渡月橋を渡り、中之島公園に展示された京都嵯峨芸術大学の学生さん達の作品も見て歩きました。ひとつひとつ違う、それぞれに個性のある作品は見ているだけでも楽しませてくれます。その他、中之島公園には光輝く茶室なども展示されていました。

京都ではたまごやのようにスイーツのお店ではなくてもお店の特色を活かしてこだわりのスイーツを販売しているお店はたくさんあります。そういったお店を巡ってみるのも楽しいことでしょう。京都には至る所においしいスイーツが溢れています！